1月17日(土)午後1時半、名古屋市中区の久屋広場(松坂屋本館前)において、愛知県弁護士会主催の野外集会を開催します。安全保障政策に関しては、様々な議論があろうかと思います。やみくもに何でも反対することが、直ちに平和につながるわけではないという主張にも一理あると思います。しかし、昨年7月の閣議決定は、内閣が憲法の解釈を都合の良い方向に変更するものであり、立憲主義を蔑ろにするという点において、憲法的価値を擁護する法律家の一人として、さすがにこれを見過ごすわけにはいきません。
今回の大集会・パレードは、一般市民の参加はもちろんのこと、現時点での弁護士の参加表明者が非常に多いことに特徴があります。300人規模で愛知県内の弁護士が一つの場所に集結するというのは、おそらく初めてのことです。しかも、今回はこのような集会に平素からよく関わってきた弁護士だけでなく、ほとんど馴染みのなかった弁護士も多く、保守から革新まで、弁護士としての立ち位置も多種多様です。戦後70年の今年、それだけ立憲主義は危機的状況にあるのだと実感します。
ぜひ一人でも多くの一般市民の方々に参加していただきたいと思います。
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