私たちの事務所は名古屋市内にあります。ですから、名古屋市又はその近郊の方々からの依頼が一番多いといえます。裁判になった場合、裁判所はたいてい名古屋地方裁判所(名古屋市中区三の丸)になります。名古屋地方裁判所は、名古屋市だけでなく、近郊の都市の事件も扱っています。
次に多いのは、名古屋以外の愛知県、岐阜県、三重県のいわゆる東海三県の仕事です。愛知県は、名古屋以外に、一宮市、半田市、岡崎市、豊橋市の4カ所に地方裁判所の支部があり、これらの支部に出かけることも、よくあります。岐阜県も意外と近く、岐阜市と多治見市の裁判所には、ときどき行きます。三重県も同様に近く、四日市市と津市の裁判所には何回も行ったことがあります。ただ、近いと言っても半日仕事になりますから、ちょっとした出張といえるのかも知れません。
もっと遠くへ行くこともあります。この1ヶ月間で、東海三県以外に仕事で行った所を挙げれば、東京、大阪、静岡、福井(これは厳密に言えば仕事ではなく研修ですが)となります。せっかく遠くに来たのですから、ちょっとゆっくりしたいという気持ちもあるのですが、残念ながら、ほとんど日帰りです。東京までドア・トゥ・ドアで2時間ちょっと、大阪まで1時間ちょっとですから、日帰りは当然と言えば当然なのですが。
電車の場合、移動中は、普段なかなかゆっくり読めない法律書を読んだり(ただし、そのまま寝てしまうこともあります)、記録を読んだりすることが多いのですが、私は、景色を眺めながら考え事をする時間を大切にしています。事務所で机に向かって考えているよりも、良いアイデアが浮かぶことがあるからです。そういう意味で、移動も大切な仕事だと思います。
出張が重なったとき、弁護士は体力勝負だなぁと実感します。健康管理には気をつけたいものです。