執務時間

弁護士によって執務時間は様々です。中には24時間365日仕事という人もいますし、反対に、最初から土日は完全に休んで平日も仕事は夕方までと決めている人もいます。どちらも極端な例で、実際にはその中間くらいの人が多いと思います。執務時間をどのように設定するかということは、正しい間違っているという問題ではなく、その人のライフスタイルの問題だと思います。

私の場合、事務所を公式にオープンしている時間は、ホームページにも書いてありますが、平日の午前9時から午後5時30分です。裁判が行われている時間が平日の午前10時から午後5時までですから、だいたいそれに対応しています。電話も、だいたいこの時間帯にかかってきます。法律相談や打合せも、基本的にはこの時間帯に予約を入れていただくことが多いです。

では、それ以外の時間帯には一体どうしているのでしょうか。弁護士の仕事は、大きく分けて、①人と話をする仕事と、②机に向かって文章を作る仕事の2つに別れます。①人と話をする仕事というのは、打合せはもちろんのこと、法廷に立つのもそうですし、電話もかなりの割合を占めます。逆に、②文章を作る仕事は、静かな環境で、ある程度まとまった時間が必要になります。効率よく仕事をするためには、①人と話をする仕事を平日の日中に集中させ、②文章を作成する仕事をその他の時間に集中させるとよい、と私は考えています。ですから、文章を作る仕事が重なってくると、どうしても平日の夜(日によっては夜中まで)や土日も事務所や自宅にこもって仕事をすることになります。

しかし、相談者・依頼者の方の中には、どうしても平日の日中にお時間を取れない方もいらっしゃいます。ですから、私は、平日の夜遅く(と言っても9時くらいまでですが)や土日に打合せを入れることも少なくありません。他の仕事を遅らせるわけにはいかないので、日程調整には工夫が必要ですが、人を相手にする仕事ですから、臨機応変に対応するように心掛けています。

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