リノ(その2)

リノでの週末は、”FOOD BANK”にてボランティア活動をしました。
FOOD BANKは、企業や家庭から寄付された食料品を、それを必要としている方に届ける活動をしています。

私たちが参加したのは、巨大な倉庫に集合し、集まった食料品について、賞味期限や破損をチェックしたうえ、乾物、惣菜、飲み物、フルーツ缶、甘いお菓子、スナック菓子などのカテゴリーに仕分けをする作業です。そして、同じカテゴリーの食料品を、定められた重量分だけ集めて箱詰めします。

ボランティア活動がプログラムに取り入れられているのは、米国社会において、それが大きな役割を果たしているからだと思います。確かに、老若男女といいますか、大人はもちろん、ガールズスカウトの子どもたちや高校生など、多くの人々が参加していました。子どもに食べ物の大切さを教えるため、毎月、親子で参加していると仰っていたお母さんもいました。

また、その日の夜は一般家庭のホームパーティにご招待されました。90歳近くになるホストのお母様が作ってくださったお料理やお菓子はどれも美味しく、ゲスト同士が気兼ねなく楽しめるようにと工夫されており、私もこのようなパーティをしてみたくなりました。私たち以外に10名以上のゲストが参加され、その中には刑事専門の弁護士さんもいたのですが、国家権力から依頼人を守るというスピリッツが当事務所の鬼頭弁護士とよく似ており、刑事弁護人の心意気は日米共通だと少しうれしくなったのでした。

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